開業資金どうする?
先生は開業資金はどれくらいだと考えていますか?
もちろん、テナントを借りるか、自宅で開業かでは全然違いますよね。
で、今回はざっくりとした数字のお話。
まずテナントでも自宅でも、どちらでも発生するものから考えていきましょう。
備品としては、ベッド、受付テーブル、患者さん椅子、レジ(もしくは小型金庫など)、パソコン、プリンタ、電話などなど。
もちろん、鍼やお灸の在庫も必要ですね!
そうするといくら位になるでしょうか?
もし、1人開業ならベッドは1台?それとも予備をみて2台?
1台あたり、5万円くらいですかね。
椅子やテーブルなどはイケアやニトリでもいいですよね♪ うちの治療院も家具系はニトリとイケアがメインです(^_^)
パソコンやプリンタは自分用のをお持ちなら、最初はそれを使っても良いかもしれませんね。
そうするといくら位でしょう?
ミニマムなら15万円位でしょうか?
自宅開業で、内装工事をしないなら、それくらいで開業できるかも?
でも患者さんが来やすいように、そして治療しやすいようなレイアウトを考えると、そうはいかないですよね。
それに、看板をつけたり、ホームページを作ったり、入り口をわかりやすく改装したり。
あ、それから運転資金を忘れないでくださいね。
運転資金というのは、売り上げが無くても数か月は生活していけるように、生活費と鍼灸院の運営費を残しておくことです。
例えば、家賃10万円のテナント開業の場合。
・家賃3か月分の30万円
・院長の生活費の3か月分で54万円(1ヶ月18万円。住宅ローン返済含む)
・水道光熱費の3か月分で6万円
・ネット、電話、携帯代の3か月分で6万円
・その他、備品購入など3か月で9万円
などなど・・・。
これだけでも約100万円になっちゃいますね。
例えば自宅開業で住宅ローンの返済が月8万の場合。
・院長の生活費3か月分(住宅ローン返済含む)で54万円
・水道光熱費の3か月分で4.5万円(家事利用は生活費から)
・ネット、電話、携帯代の3か月分で4.5万円(家事利用は生活費から)
・その他、備品購入など3か月で9万円
などなど・・・。
家賃以外はほとんど同じですね。
自宅と鍼灸院で重複する費用がありますので、その分だけ安くなっていますね。
こちらは約70万円くらいでしょうか?
そうすると運転資金として70万~100万円を残して考えないといけないんですね。
つまり、開業時に必要な資金は
・物件契約代(テナントで敷金、礼金や保証金、手続き費用などで約6か月分)
・備品購入代
・内装工事費
・運転資金
となるわけなのです。
上の費用を切り詰めて考えても、おそらく
物件取得費用 60万~100万
備品購入 15万~50万
内装工事費 80万~200万
運転資金 70万~100万
となりますね。
トータルは225万~450万円!!
結構しますよね...。
どうでしょう?50万しか貯金がなかったら、開業できないですね。
まあ全額を貯金でまかなう必要はありませんが、開業時に手持ち資金が多いと安心できますよね。
ですから、勤務しているうちから、コツコツとお金と信用をためる必要があるのです。
じゃあ足りない時はどうするの~。のお話は次回に書かせていただきますね!
次回「融資のススメ」をお楽しみに!