鍼灸のトリセツ

こんにちは。鍼灸院開業コンサルタントの坂井です。

 

今日は患者さんに鍼灸を説明するときの内容について。

 

鍼灸って、説明しにくいですよね。

東洋的には~とか、なんで効くの?まで。

でも、まず大事なのは患者さんに安心して受けてもらう事。

 

となると、「効果はこうですよ~」よりも、

「鍼は細いからそんなに痛くないですよ」

「使い捨てだから安心してね」

「お灸も熱かったら取るから言ってね」

などの方が安心できるかもしれません。

 

特に初めて鍼灸を受ける患者さんは「鍼=痛い」と思っている人の方が多いですからね。

 

あと、施術後に言うと言い訳っぽく聞こえますが、事前に免眩についてや、内出血のリスクについてもお伝えしておいた方がいいですね。

特に最近は顔への施術の美容鍼灸を求める方も多くなってきました。

あまり情報もなく、美容鍼灸がいい!となっている方は、内出血のリスクも知らずに予約してきますので、先にお伝えしておかないと、後々トラブルになることもあるかもしれません。

お互いのリスク管理としても、説明とそれに対する同意のサインはあった方がいいですよ。

 

最近の揉み解し屋さんだと、

「お店を出た後で痛くなっても知りません。」

「ここは治療ではなく、癒しなので、何か痛くなったりしても文句を言わないでください。」などの書類に同意させられますからね。

さすがに私たち鍼灸師は、痛くなったりしたら責任を取って、治療のやり直しや返金を行う先生が多いかと思います。

でも、鍼灸の免眩や術後効果を説明しなかったために、トラブルになるのは、患者さんも先生も、お互い残念ですよね。

その残念を防ぐためにも、「同意書」をお作りすることをおススメします。

内容については、前述の細い鍼だよ。やお灸も熱かったら取るから言ってね。と共に、免眩もあり得るよ。や、今日だけじゃなくて数日で効果を見てね。などの説明もあった方がいいですね。

 

患者さんがお互い勘違いしないように、分かりやすく書いてあげてくださいね。

 

先生と患者さんがお互いハッピーになりますように♪

 

また次回もお楽しみに!