ライバルは誰だ?
今日は「ライバルは誰だ?」というお話。
これを読んでいる先生、鍼灸院のライバルは何だとお考えですか?
鍼灸院?
整骨院?
整体院?
整形外科?
どうでしょう?
もちろん、上記はライバルになることも多いのですが、それだけではないかもしれませんね。
そもそも患者さんは、鍼灸院にはなぜ来院されるのでしょうか?
痛いから?
疲れているから?
リラックスしたいから?
そうですよね。患者さんは何かに困って来院しますよね。
「痛い」ならライバルは他院だけでなく、痛み止めの薬やシップ、痛み止めの注射になるかもしれません。
「疲れている」ならライバルは、ドリンク剤になるかもしれません。
「リラックスしたい」ならライバルは、温泉やヒーリングミュージックになるかもしれません。
確かに患者さんは痛みで来院されることが多いですが、私の院でも、「なぜこの人は続けて通ってくれるんだろう?」と見てみると、別の理由で通ってくれている方も多いです。
●体も楽になるし、愚痴を聞いてくれるから。
●丁寧な接客でチヤホヤしてくれるから。
●育児の悩みを聞いて、アドバイスをくれるから。
●近所で一番きれいな院だから。
●高いけど予約で待たなくてよいので時間を有効に使えるから。
●安いから。
などなど。
患者さんによって、その治療院、その担当者を選ぶ理由もまちまちです。
ですから前に書いた「患者さんは誰だ?」のように、私たち施術者も、ターゲットとする患者さんに選ばれるようにしなければならないのです。
ですから単純に隣の治療院と同じことをしてもダメなんですね。
たとえ隣の治療院が流行っていても、それはあなたがやりたい事じゃなく、施術したい患者さんじゃないなら、マネをしないことです。
それよりも独自路線で行った方が、患者さんもあなたも幸せになれますよ。
実はライバルだと思っていた近い業種が、相互協力できるようになるかもしれません。
例えば、整形外科にレントゲンをお願いしたり、同意書をお願いしたり。
例えば、急性の捻挫は接骨院にお願いしたり。
例えば、あまり気が合わない方は揉み解しにお願いしたり。
どうでしょう?
逆に美容室でマッサージしてもらって、愚痴も聞いてもらうからいいわ~とあなたの鍼灸院に来なくなってしまう方もいるかもしれません。その場合は美容室がライバルになりますね。
ということで、療術だけがライバルではないというお話でした。
あなたはどう思いましたか?
次回は治療院のホームページについて、お伝えしますね。