あなたらしく
今年もよろしくお願いします。
さて、年末年始はいかがお過ごしでしたか?
私はのんびりと過ごしましたが、気になっていた本で刺激を受けた部分がありますので、今回はそれをシェアさせて頂きますね。
それはseaさんの[家じゅうの「めんどくさい」をなくす。いちばんシンプルな「片付け」の方法。]という本です。
この中で、流行りの断捨離やカラーボックスなど、誰かのマネでは結局、後でリバウンドしちゃうよね~っぽいことが書いてあるのです。
これ、鍼灸院経営にもあてはまりますよね・・・。
ネットでノウハウを得てマネてみても、結局のところ最初だけ上手くいったけど、だんだんとやりにくくなってきてしまったり、途中で嫌になったり。
店舗を構えてやるなら、途中で嫌になっちゃうやり方なんて、リスクが高すぎます!
だから、開業前に自分のカラーをしっかりと理解しておく必要がありますね。
誰かをマネての鍼灸院経営じゃなく、あなたらしく鍼灸院を繁盛させてほしいのです。
もちろん、マネしていくのも間違いではありません。
守破離という言葉は私も好きでよく使います。
何かを学ぶ時には、まずはマネすることも大事です。
成功している鍼灸院のマネをすることは、成功に近づくルートですからね。でも、それだけだと途中で息切れしてしまい、「なんで開業したんだっけ?」となってしまうこともあるようです。
ですからこれを見ている先生には、あなたらしく、「自分らしく」やって欲しいと思うのです。
成功の形は一つではありません。
あなたらしい成功の形を目指して、開業していきましょう。
年末年始のおススメ
いよいよ今年も終わりですね。
今年はどんな1年でしたか?
そして来年はどんな年にしましょうか?
そこで、新年になる前から、年間予定と年間目標を立てようというのが、今回のおススメです。
で、予定も目標もこの時点ではざっくりで大丈夫です。
私なら、こんな感じ。
・2022年こそ、ゴルフで100を切る。
・Aさんと一緒に釣りに行く。
・鍼灸院のパートスタッフを一人追加。
かなりざっくりです。目標も予定もごちゃまぜです。
しかもプライベートな事の方が仕事より多いし・・・。
まあいいんです。
で、これを達成するためにどうしましょうか?ってのが今回の大事なところ。
ゴルフならラウンドに行かなければスコアは分かりませんよね。
今年は3回行って107しか出なかったので、来年は年間で最低5回はラウンドに行ってみよう。と考えるわけです。
同じく、Aさんと一緒に釣りに行くためには、まずはAさんに連絡して、予定を合わせて、どこに行くか決めて・・・。となるわけです。
スタッフを雇うためには、まずは求人を出して、その求人はハローワークと自院のウェブサイトと、無料の求人サイトと、有料の求人サイトに載せて、応募のあった人はどうやってスクリーニングをかけて、面接までもっていくか。でも全員を面接するのも大変だから、電話対応や履歴書を1次審査にしよう。とかね。
目標や計画によって、それを細分化していくのです。
これで目標も達成しやすくなりますよね。
「目標や夢は書けばかなう!」
ではなく、それを行動に落とし込むのが大変であり、大切なんですね。
年末年始は少しは時間も取れるかと思います。
せっかくですから2022年の計画、立ててみませんか?
今年もありがとうございました。
内装工事のポイント その2
今日は内装工事のポイントについての2回目。
今回は靴を履き替えるかなどの視点から見てみましょう。
まず先生は、鍼灸院に来院した患者さんは靴を履いて来ていますが、スリッパなどに履き替えると考えていますか?
それとも靴のまま?
これ、病院によって違いますよね。
私の近所の病院も、耳鼻科と小児科はスリッパに履き替えますし、整形外科、胃腸内科は靴のままの診療です。
そう。これは先生の好みで良いと思うのですが、患者さん視点や掃除の観点からもメリットとデメリットを考えてみましょう。
まず、スリッパに履き替えるタイプのメリット
・履き替えるので院内が泥や土で汚れない
・強風時に外から入ってくる砂なども玄関のたたきでストップ
・靴を脱ぐというのは心理的にリラックスを与え、安心させる
・スリッパの質を選べば、夏も冬も快適
デメリットは
・履き替えるので、高齢者や足が不自由な患者さんには不便
・玄関のたたきを作るため、床を1段高く作らなければならないので、内装工事費が余分にかかる
・スリッパの購入が必要なので費用が掛かる
逆に履き替えないスタイルでのメリットは
・そのまま入れるので、敷居が低く入りやすい
・バリアフリーに出来るので、車椅子の人も対応可能
・靴を履いているので、そんなに冷えない
デメリットは?
・床の下は地面なので、冬は床が冷たい
・靴についた土が院内に入ってしまう
・ほこりがたちやすい
などでしょうか?
ちなみに私の治療院は折衷案。
スリッパには履き替えますが、玄関のたたきは作りませんでしたので、玄関に枠だけ作って、そこでスリッパに履き替えてもらいます。
これだと土が院内に入ることは防げて、車椅子の人も対応可能です。
ですが、定期的にスリッパの交換費用がかかることや冬の底冷え、履き替えるのが大変な患者さんの不便があるという事になってしまいます。
という事で、今後、私が店舗を作るなら、靴のまま入れる治療院にしようかと考えています。
これも「どっちがいい!」ではなく、先生が考えて、しっくりくる方を選んでくださいね。
いかがでしたでしょうか。
また次回も開業について、お伝えしていきますね♬
内装工事のポイント
今日は内装工事についての2回目。
前回はどこに頼む~?というテーマでお話ししましたね。
で、今回は内装工事の時のポイントをいくつかお伝えできればと思います。
まずはレイアウトのポイントから。
玄関入って受付ですよね。
で、トイレの場所について。
トイレは受付近くにあると便利ですね。
でも水道関係は設置しやすい場所としにくい場所がありますので、トイレ移設で高額の金額がかかるなら、移設はお勧めしないです。
それよりもウォシュレットや壁紙、トイレ小物にお金をかけた方が良いですね。
ちなみに私の鍼灸院ではトイレが一番奥にあります。
これはそこから移設するのが難しかったから。(^_^;)
他に費用をかけたかったので、あえてトイレはそのままの場所にしました。
でも利用する患者さんは一番奥まで行くので、院内をしっかりと見ることが出来て、「へ~。結構広いんですねぇ。」などと話題になることも多いです。
受付の横にあったら、受付と施術の部屋だけしか見ることが出来ませんから、患者さんとしてもうろうろ出来て良いのかもしれませんね。
次に回遊性について。
鍼灸院でも回遊性があると便利です。
右から入って、左から出てくる。
患者さんの動線と被らないように、仕事をすることが出来ますよ。
おススメは受付から入って、違うところから出てこれるタイプ。
受付の奥はスタッフルームかもしれませんが、そのスタッフルームからの出口を2つ持ついう事ですね。
これだと受付で患者さんに待っていてもらう間に、後ろの出口からベッドの片づけなどに行けたりします。
私の鍼灸院でも回遊性は導入していて、受付で待ってもらっている間に、掃除したり、トイレに行ったりできます。
次は電気について。
今はLEDが主流ですね。
私が開業した15年前はまだLEDは高かったので、電球と電球型蛍光灯を使ってました。
で、埋め込みのLEDとかだと、切れた時に修理するのが大変ですが、ソケット型のLEDなら、交換も電球と同じで簡単にできます。
ダウンライトやスポットライトを使った方がオシャレ感は演出できるのですが、スポットライトは電球も高いし、電気代も高いし、熱くなって触ると火傷するので、今はあんまりお勧めできないですね。
スポットライト型のLEDもあるので、そちらの方が良いですよ♪
思いつくものを書いてみました。
他にもいろいろありますので、次回も内装工事のポイントについて、いくつかお伝えしますね♪
鍼灸のトリセツ
今日は患者さんに鍼灸を説明するときの内容について。
鍼灸って、説明しにくいですよね。
東洋的には~とか、なんで効くの?まで。
でも、まず大事なのは患者さんに安心して受けてもらう事。
となると、「効果はこうですよ~」よりも、
「鍼は細いからそんなに痛くないですよ」
「使い捨てだから安心してね」
「お灸も熱かったら取るから言ってね」
などの方が安心できるかもしれません。
特に初めて鍼灸を受ける患者さんは「鍼=痛い」と思っている人の方が多いですからね。
あと、施術後に言うと言い訳っぽく聞こえますが、事前に免眩についてや、内出血のリスクについてもお伝えしておいた方がいいですね。
特に最近は顔への施術の美容鍼灸を求める方も多くなってきました。
あまり情報もなく、美容鍼灸がいい!となっている方は、内出血のリスクも知らずに予約してきますので、先にお伝えしておかないと、後々トラブルになることもあるかもしれません。
お互いのリスク管理としても、説明とそれに対する同意のサインはあった方がいいですよ。
最近の揉み解し屋さんだと、
「お店を出た後で痛くなっても知りません。」
「ここは治療ではなく、癒しなので、何か痛くなったりしても文句を言わないでください。」などの書類に同意させられますからね。
さすがに私たち鍼灸師は、痛くなったりしたら責任を取って、治療のやり直しや返金を行う先生が多いかと思います。
でも、鍼灸の免眩や術後効果を説明しなかったために、トラブルになるのは、患者さんも先生も、お互い残念ですよね。
その残念を防ぐためにも、「同意書」をお作りすることをおススメします。
内容については、前述の細い鍼だよ。やお灸も熱かったら取るから言ってね。と共に、免眩もあり得るよ。や、今日だけじゃなくて数日で効果を見てね。などの説明もあった方がいいですね。
患者さんがお互い勘違いしないように、分かりやすく書いてあげてくださいね。
先生と患者さんがお互いハッピーになりますように♪
また次回もお楽しみに!
長期計画と短期計画
今日は長期計画と短期計画というお話。
開業って夢があって、そこに向けて皆さん頑張りますよね。
でも開業って、ゴールじゃなくてスタート。
そこから先にどうやって行くかをイメージしながらやっていかないといけないんです。
そういう私も最初は開業自体をゴールにとらえていたので、開業して数ヶ月でその興奮も冷め、さて、これからどうしていこうか?と悩んだものです。
そして15年も鍼灸院をやっていると、だんだんと老後の事も考えてきて、また「これからどうしようか?」と考えてしまうのです。
で、そこで長期計画の出番。
そもそも長期計画なんて、計画通りにいかない事の方が多いのです。
誰がリーマンショックを予想しましたか?
誰がコロナで全世界の経済が止まると予想しましたか?
予想外の事もきっと起こるのですが、それでも長期計画を作っておくことをおススメします。
それはたとえ計画通りに行かなくても、近いところまでは向かっていくことが出来るから。
考えてみて下さい。
多店舗の運営をしたいと思っている先生なら、自分の技術を磨くのと同じくらい、従業員の教育が大切です。
1人で鍼灸を極めたいと考えている先生なら、マーケティングやネットについての勉強よりも、コミュニケーションの勉強が大切です。
そう。
いろいろと変更はあっても、「北」に向かっているなら「北東」程度。
南に向かっているなら「南西」程度で落ち着くはずなんです。
前述の多店舗を目指す先生が従業員の教育の勉強をしていなければ、北に向かいたいのに南を向いているようなもの。頑張っても頑張っても、なかなか「北」の目的地に着くことはできません。
そう考えたら、長期計画の有効性を感じていただけますでしょうか?
そして長期計画と同じく大切なのが短期計画。
これはまさしく短期で行う事を考える計画。
従業員の教育が必要なら、まずは従業員を雇わなければなりません。
そのためには面接をすることをイメージして練習しておかなければなりません。
面接するためには応募してもらわなければなりません。
そのためには応募したくなるようなセールスライティングが必要になるかもしれません。
セールスライティングを学ぶ必要があるなら、本やネットで情報を仕入れないといけません。
そうやって長期の計画を、短期の計画に落とし込んでいくのです。
最初はなかなかうまく計画できませんが、少しづつ計画するのも上手になっていきますよ♪
皆さんも、ぜひ、長期計画と短期計画を考えてみてくださいね♪
デザインは外注で。
今日は院で使うもろもろの紙のデザインについて。
デザイン。難しいですよね~。
診察カードからチラシ、紹介カードや院内POPのデザインまで。
先生の好みはどんな感じですか?
と、ここで考えていただきたいのは、先生がターゲットとする患者さんはどんなデザインが好きなのかな?という事なんです。
もちろん、書く内容は先生が決めなければなりません。業者に丸投げでは何を書かれるか分かりませんから。
でもデザインは外注の方が良いかもしれません。
先生がイラストレーターなどを使ってデザインを作るのもいいのですが、そもそもイラストレーターの使い方や、チラシの印刷指示用のトンボ付けなど、1から学んでいては、時間がもったいないです。
そういう私も最初の頃は、自分でデザインして、自分で印刷会社にデータを持ち込んで依頼していました。
でもある時、個人の方のスキルマーケットである「ココナラ」と「ランサーズ」を見つけてからは、デザイン系はすべて外注するとこにしました。
だって、自分でやると3時間かかる作業が、なんと!2000円とかでお願い出来ちゃうんですよ!すごくないですか?
先生が3時間治療したらいくらの売り上げになりますか?
そう考えたら、自分でやるよりも安い投資です。
もちろん、安かろう、悪かろうではいけないので、出来上がったものはきちんとチェックしてくださいね。
で、もし不具合があれば、遠慮なく再作業の依頼をしてください。
相手も個人で仕事をして信用を得ていかないといかないですから、その辺はしっかりとやってくれますよ。
で、依頼するときも、ターゲット患者さんのイメージをきちんと伝えることが大切です。
「女性向け」じゃなくて、「30代のお子さんのいる女性向け」って感じでね。
いかがでしたでしょうか?
全てを自分でやるのではなく、上手に外注して、先生の時間を有効に使いましょうね!
次回もお楽しみに♪