内装工事のポイント その2
今日は内装工事のポイントについての2回目。
今回は靴を履き替えるかなどの視点から見てみましょう。
まず先生は、鍼灸院に来院した患者さんは靴を履いて来ていますが、スリッパなどに履き替えると考えていますか?
それとも靴のまま?
これ、病院によって違いますよね。
私の近所の病院も、耳鼻科と小児科はスリッパに履き替えますし、整形外科、胃腸内科は靴のままの診療です。
そう。これは先生の好みで良いと思うのですが、患者さん視点や掃除の観点からもメリットとデメリットを考えてみましょう。
まず、スリッパに履き替えるタイプのメリット
・履き替えるので院内が泥や土で汚れない
・強風時に外から入ってくる砂なども玄関のたたきでストップ
・靴を脱ぐというのは心理的にリラックスを与え、安心させる
・スリッパの質を選べば、夏も冬も快適
デメリットは
・履き替えるので、高齢者や足が不自由な患者さんには不便
・玄関のたたきを作るため、床を1段高く作らなければならないので、内装工事費が余分にかかる
・スリッパの購入が必要なので費用が掛かる
逆に履き替えないスタイルでのメリットは
・そのまま入れるので、敷居が低く入りやすい
・バリアフリーに出来るので、車椅子の人も対応可能
・靴を履いているので、そんなに冷えない
デメリットは?
・床の下は地面なので、冬は床が冷たい
・靴についた土が院内に入ってしまう
・ほこりがたちやすい
などでしょうか?
ちなみに私の治療院は折衷案。
スリッパには履き替えますが、玄関のたたきは作りませんでしたので、玄関に枠だけ作って、そこでスリッパに履き替えてもらいます。
これだと土が院内に入ることは防げて、車椅子の人も対応可能です。
ですが、定期的にスリッパの交換費用がかかることや冬の底冷え、履き替えるのが大変な患者さんの不便があるという事になってしまいます。
という事で、今後、私が店舗を作るなら、靴のまま入れる治療院にしようかと考えています。
これも「どっちがいい!」ではなく、先生が考えて、しっくりくる方を選んでくださいね。
いかがでしたでしょうか。
また次回も開業について、お伝えしていきますね♬