開業時に必要なもの。その2
今日は前回書きました、開業時に用意しておく必要のある書類の内容について、考えていきましょう。
まず、カルテについて考えてみましょう。
何を書いてもらいますか?
・住所
・名前
・電話番号
・メールアドレス
・痛い場所は?
・いつから?
・原因は?
どうでしょうか?
先生が聞きたい事は他にありますか?
私の鍼灸院では鍼灸の経験の有無やどれくらいの頻度で来れるか。
過去の病歴や、今の生活で何に困っているかなどを書いてもらいます。
もちろん、書いてくれるから問診しないという事はありません。
書いてくれるから聞きやすいんですね。
だって、患者さんは「今」困っている事しか話してくれないですが、過去の病歴が関係している事も多いですからね。
数回治療した後になってから「え?そんな病気してたの?!」なんてのは困りますよね。時々ありますが・・・。(^-^;)
次に診察券について考えてみましょう。
・鍼灸院の名前
・営業時間
・お休みの日か診療日
・電話番号
・メールアドレスとホームページアドレス
などでしょうか?
次回の予約カードには
・予約日時
・名前の欄
・キャンセルしないでねの一言
などでしょうか?
・タイムテーブル
これはどれくらいの間隔で予約を取るかによって変わってきます。
患者さんと患者さんの間の時間を30分取るのであれば、30分単位の枠で大丈夫です。
具体的にはこうです。
1番目の患者さんが9:00から約60分。
10:00過ぎに終了して、次の患者さんの予約は10:30から。
患者さんの予約の間隔を短くするとこうなります。
1番目の患者さんが9:00から約60分。
10:00過ぎに終了して次の患者さんは10:15から。
これだとタイムテーブルは15分間隔で書く必要がありますね。
ちなみに私は
9:00から50~60分の治療で、10:00には終了。
次の患者さんの予約は10:10から。で行っています。
1日仕事をしていると予約を受けられる人数が1人分くらい変わるんですよね。
でもそんなにキツキツで仕事をしたくないというのであれば、30分や20分間隔でも良いと思いますよ。
・治療院のパンフレット
はい。これは誰のためでしょうか?
初診で来た方に渡したり、飛び込みの方に渡しますよね。
実は来た人だけじゃなく、そのご家族に向けてのメッセージでもあるのです。
分かりますか?
パンフレットをもらって帰って、家のリビングに置いておく。
それを見た家族の誰かが、「へ~。鍼灸院ね。●●のコースもあるんだね~。どうだった?良かったなら私も行ってみたい。」
となるようにイメージして作るのです。
そうするとここでもターゲット患者さん向けに作りたいですね。
そして情報量と写真などのバランスも大切です。
ですので、必要かな?と思われるのは
・外観写真
・院内写真
・スタッフ写真
・治療コースの名前と料金
・どんな症状の人におすすめか
・地図
などでしょうか?
口コミなどもあると良いですね♪
どうですか?
いろいろと必要な物について書きましたが、イメージ出来ましたでしょうか?
最初はワードやエクセルで作ってみて、それを少しづつバージョンアップさせていけばいいですよ。
間違ってもネットのテンプレやデザイナーさんに丸投げでお願いしたりしないように!
先生が聞きたい患者さんの情報、先生が伝えたい鍼灸院の情報がきちんと伝わらないですよ。
次回は鍼灸院の名前はどうします?ってことを考えてみましょう。
お楽しみに♪