1人で?誰かと?

f:id:mikazuki2021:20211011205028j:plain

鍼灸院の開業は1人で?誰かと?

こんにちは。鍼灸院開業コンサルタントの坂井です。

 

先生は1人で開業しようと考えていますか?

それとも鍼灸学校の同級生などの仲間と?

それとも鍼灸師の奥さんと?

 

私のスタンスとしてはどれも正解で良いのですが、今日はちょっとだけ私の意見を書かせて頂ければと思います。

 

まず1人開業について。

私も最初はそう考えていました。

開業とは言っても、ちゃんと稼げるかもわからないこの世界。

奥さんには外で働いて、稼いできてもらおうと考えていました。

でもうちの奥さんは「最初こそ参加しておかないと、後から参加したんじゃ何も言えないじゃん!」と。

う~ん。確かに。

それで免許なしの奥さんと2人で開業する事になりました。

一般的には1人開業が多い業界かもしれません。

奥さんは全くノーターッチって先生もいますよね。

女性の先生なら旦那さんは「うん。いいんじゃない。頑張ってね!」とこちらもノータッチの方もいるでしょう。

手伝ってもいないのに、いろいろと助言をしてくるなら、全くノータッチの方がいいかもしれませんね。

黙っていられないなら、うちの妻のようにしっかりと参加してしまうのもアリと思います。

デメリットとしてはすべて1人で行うので、休みの日にも買い出しや事務作業などになってしまう事も多いです。

配偶者がその辺を理解してくれるなら良いのですが、そこを理解してくれないと喧嘩になってしまうかもしれませんね。

 

次に、もし友達と一緒に開業するなら、いくつかルールを決めておかなければならないと思います。

開業する前はお互い夢を語り、盛り上がって「一緒にやろう!」となるのですが、実際に動き出すと、熱量の違いにより、頑張りの差が出てきます。

また、得意な分野と不得意な分野がありますので、思ったように進まないことも多いです。

そんな時に「なんで私ばっかり・・・。ズルい!」となってしまうことが多いんですね。

治療業界ではありませんが、私の知人も友人同士で開業したことがあります。最初は良かったんですが、経営が難しくなると、途端に険悪なムードになります。

結局、その事業はたたむことになったのですが、友人関係も破綻してしまったようでした。残念ですよね。

ですから友人と開業する場合はどっちが院長(責任者)かをきちんと決めておくことが重要です。で、もう一人はその院長に対して、意見は言っても文句は言わない事!

これが鉄則。

責任を取らないのに好き勝手に言っているだけでは、空中分解してしまいます。

他業種の方々も、友人同士のまま開業するとうまくいかないと言っていますよね。

もし、友人同士で開業するなら、契約書を交わすくらいの勢いで、どっちが責任者でどっちが雇われるのかをキチンとさせたほうが良いですね。

 

次に配偶者や家族と開業の場合。

私的にはこれが一番良いと考えています。

奥さんも鍼灸師なら売り上げも2人分!

余計な人件費もかからないのでバッチリです♪

私の知人はお母さまと一緒に開業している先生がいましたよ。

ただ一つ、お伝えするなら、それぞれが「鍼灸師の先生」であるがゆえに、治療の方針によって対立することがあるかもしれません。

患者さんを楽にしてあげたいという気持ちは同じはずですから、そこで「我」が出すぎると良くないですね。

その辺をクリアできれば、家族で開業ほど強いものはないですよ。

暇な時にはどちらかが家事を行えばいいんですから。

ですが売り上げが少ないと、貯金でやりくりすることになるかもしれませんが・・・。

 

ところで1人開業でも、週末や夜だけ家族に手伝ってもらったり、ホームページに写真だけは載せてもらったりするのもアリですよね。

新規の患者さんはどんな治療院なのか不安に思っています。

ホームページも隅々まで見るでしょう。

そんな時、ホームページに笑顔の男女の写真があれば、安心しますよね。

女性の患者さんなら「あ、女性の先生もいるんなら安心」(施術するのは実際には男性の先生ですが)と思うでしょうし、

男性の患者さんなら、「女性の先生だけだと照れちゃうけど、男性の先生もいるなら大丈夫だな」や「力が弱いってこともないだろう」と思ってもらうことは、マイナスではないはず。

ですから奥さんや旦那さんにも、少しは協力してもらうことをおススメします♪

 

開業は1人ではできない。

回りのサポートでより良いスタートがきれるという事を忘れないでくださいね!

 

次回もお楽しみに♪