どんな場所で開業する?
今日は鍼灸院の開業場所についてのお話。
前回は患者さんは誰だ?ということで、先生がどんな人をターゲットとして治療するかを書きましたね。
今回はそのターゲット患者さんにとって、どんな場所が通院しやすいかというお話です。
前回と同じくグループ分けを考えてみましょう。
例えば、車で通院?電車で通院?
例えば、1階?2階?
例えば、都会?田舎?
例えば、表通り?裏通りでひっそり?
などなど。
ところで先生はどんなお店によく行きますか?
表通りにあるキレイな入りやすいお店が好きですか?それとも裏通りにある隠れ家的なお店が好きですか?
それは車で行きますか?電車で行きますか?
地下のお店ですか?ビルの高層階のお店ですか?
どうでしょう?
ここでのポイントは先生が好きなお店の場所とターゲットとする患者さんが好きなお店の場所が必ずしも一致しないということですね。
先生がもし30代ならビルの高層階の見晴らしの良いお店が好きかもしれません。でも高齢者の方はどうでしょう?
先生がもし子育て世代なら、子供を連れていきやすいお店が好きかもしれません。でも10代や20代独身男性の患者さんはどうでしょう?
だから、来てほしいターゲット患者さんと、その人たちが選ぶ立地を考えなければならないのです。
一番簡単なのは、先生がちょっと若かった頃をイメージすると、その頃の悩みや好きなことが理解できますから、そのターゲット患者さんにとって良い立地を選ぶことが出来ますね。この場合は先生と患者さんの好きなものが近いという状態ですね。
先生も患者さんもストレスなく通勤、通院できるので、良いかもしれません。
でもそのターゲット患者さんを選べばの話です。
もし先生が20代独身男性なら、10代の子しか、ターゲット患者さんにできないですからね。それだと地域によっては、対象が少なすぎるかもしれません。
ちなみに私は休みの日は車で移動するので、駐車場がないお店には基本的には行きません。
高層ビルより隠れ家的なお店のほうが好きです。
フランス料理店の接客より、小料理屋の女将さんの接客のほうが好きです。
ということで、うちの鍼灸院は、車で来る患者さんが多いのです。
さて、先生の考える患者さんと、その患者さんが選びそうな立地は把握できましたか?
例外として、鍼灸院の立地場所からスタートする考えもあります。
実家に戻って、両親の面倒を見ながら鍼灸院を開業しようとする場合などですね。
この場合は、その立地にあったターゲットを考えなければなりません。
今日書いた事を逆から考えれば、分かりますよね。
田舎でひっそりと自宅で開業なら、そういうのを好んでくれる患者さんをターゲットとするということです。
さてさて、これで開業場所についても考えることが出来ましたね。
イメージ出来てきましたか?
次回は開業するときに友達に相談したら?というお話です。
ぜひ読んでくださいね♪