事業計画ってなに?
今日は前回の融資に引き続き、「事業計画書」についてのお話。
みなさん事業計画書って見たことありますか?
ほとんどの人は見たことないかもしれませんね。
これ、特に創業の時は重要です。
お金を借りるからだけじゃなく、自分の強みや弱み、やりたい事などもわかるので、自分の気持ちの整理にも役立ちます。
まずは創業の動機。
なんで鍼灸院を開業したいの?という事ですね。
・痛みで困っている人を救いたい!
・高齢者の自立支援としての治療を行いたい!
・スポーツ選手のけが防止に役立ちたい!
・雇われのまま年を取っていくのは嫌だ!
はい。どれでもアリですね。
でもここで重要なのは、第三者が読んだときに、「なるほど!それで開業しようと考えたのね!納得!」と思ってもらえる書き方です。
そうすると、最後の「雇われのまま~」の文はちょっと納得してもらいにくいですね。(^_^;)
そして次は、経歴や今までの仕事内容、そしてなぜ自分がその開業にふさわしいのかを説明する文章。プレゼンですね。
ここの書き方で、第三者が「成功する」と思うか、「失敗する」と思うかが違ってきます。
例えば、整形外科で働いていた人が「カフェを開業する!」と言っても、「大丈夫?」と思いますよね。
整骨院で働いていた人が、鍼灸院を開業すると言えば、「成功しそう」と思えますよね。
更に、顧客ターゲットやその顧客を得るための戦略、セールスポイントや独自性などもあると説得力が増しますね。
近隣の同業の情報や、業界の置かれている立場なども記載できると、さらに好印象!
どうですか?書けそうですか?
そして、やはり資金計画も。
売り上げと経費を計算する収支計画。
開業費用の内訳計画。
さらにその資金の調達方法や返済方法なども書いてあると、「成功しそう!」と思ってきますよ♪
そう、この事業計画書を書くことで、先生自身が「成功しそう!」と更に思えるようになるのです。
もちろん、失敗するつもりはないですし、成功の自信があるから開業するのでしょうが、自分を客観的に見れるようになると、さらに成功の確率が上がります。
自分で自分の事業計画書を読んでみてくださいね。
ちなみにこの事業計画書がしっかりと書ければ、銀行だけじゃなく、親戚なども安心して資金を貸してくれますよ。
でも相手が親戚でも、きちんと返済計画も作らないとダメですよ。
次回は自分を客観的に見て、どんな鍼灸師なのかを考えていきましょう!