融資のススメ

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鍼灸院開業時に受ける融資の意味とは?

こんにちは。鍼灸院開業コンサルタントの坂井です。

 

今日は「融資のススメ」というお話。

 

前回、開業資金について書きました。

その時に、足りない場合は~と書きましたが、実際には資金が足りても融資を受けることをおススメします。

 

で、その理由。

 

1・開業や事業用の資金なら融資してもらえるが、個人の生活費は融資してもらえない事。

 

2・事業用の融資と個人利用のフリーローンでは、支払う利子の金利が大幅に違うという事。

 

3・銀行は返せる人にしか貸さない。という事は、貸してもらえるなら事業が軌道にのる可能性が高いという事。

 

4・逆に言えば融資を受けられないなら、銀行は失敗する可能性が高いと思っているという事で、開業前に一度立ち止まってプランを練り直すことが可能な事。

 

5・開業時だけでなく、今後、融資が必要になる可能性も考えると、銀行とつながりを持っている方が有利である事。

 

という5つのメリットがあるからなんです!

 

まず、1と2をまとめて考えてみましょう。

事業用で融資を受けるのは、個人でお金を借りるのとは違います。

個人でフリーローンや自動車ローンを使った事のある先生も多いと思いますが、借りた時の金利はご存じですか?

貯金した時の金利普通預金で0.01%とか0.02%とか。

それに対して借りた時の金利は安くても2~6%とかなんですよ!

個人のフリーローンとかだと、6~14%って書いてあるところもありますね。

考えてみてください。

持っている100万円を開業資金で使ってしまい、生活費も足りなくなったら。

そこで借りれるのはフリーローンしかありません。6~14%ですよ!

対して、事業用で100万借りていれば、手持ちの資金と合わせて200万円。

もちろんこちらも金利は2~6%かかりますが、フリーローンとは比べ物になりません。

借りれるときに借りちゃえ!とは思いませんが、足りなくなるよりは、少し資金は余裕をみて考えていた方が良いのです。だって、資金が足りなくて寝れない夜を過ごすのはキツイですから・・・。(^_^;) 私モ経験アリマス・・・。

 

次に3と4を考えます。

銀行に融資をお願いに行くときには、事業計画書を作ります。

え?面倒くさい?

お金を借りたいなら、作ってください!

だって、いくら情熱をぶつけても、結局、銀行は数字で判断しますからね。

なぜこの金額を借りる必要があって、それをどう使って、どうやって利益をだして、何年かけて返すのかという事の方が重要なんですから。

そこで銀行が「貸したい!」と思うか「貸したくない!」と思うか。

ダメだった場合は、どう改善したら貸してくれるのかも聞いてみると良いですよ。

同じ銀行でもう一度審査するのは難しいですが、他の銀行なら改善案の方で審査してくれますからね。

私も開業前には事業計画書を書きました。

私は創業ベンチャーサポートなる県の施設で質問しまくったので、自力で作ることが出来ました。かなり時間はかかりましたが・・・。

でもその結果、希望の満額を融資してもらえましたよ。

ついでに言うと、後日担当の銀行員から「どこで事業計画書の書き方を習ったんですか?私のお客さんで計画書が書けない人がいるんですが、サンプルで見せてあげてもいいですか?」と言われました。

ちなみに県の創業ベンチャーサポートは無料です♪

事業計画書だけでも信用を得ることは可能だという事です。

 

で、最後に5について。

 

事業をしていくと追加の融資が必要なタイミングも現れるかもしれません。

 

その時に、銀行と付き合いがあり、滞りなく返済できていれば、追加融資の話は簡単になりますよ。

時には銀行の方から「借りてくれませんか?」と言われることもあります。

これもキチンと返済しているから、信用度がアップするんですね。

 

という理由で、資金が足りていても、少額でもいいから融資を受けることをおススメしているんです。

 

次回は借りる時に必要な、「事業計画書」についてお伝えしますね。