競合の調べ方

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鍼灸院のライバルとは?

こんにちは。鍼灸院開業コンサルタントの坂井です。

 

今日は競合の調べ方のお話。

 

鍼灸院をどこで開業する?という事で、以前はターゲット患者さんの件でブログを書きましたね。で、今回は競合(ライバル)から考える開業立地計画。

 

まず、先生のライバルだと思われるのは何ですか?

整形外科?

整骨院

安い整体院?

鍼灸院?

カイロプラクティック

他には何かありますか?

 

ではそのような競合店、どうやって調べましょうか。

 

そう。まずはネットですね。

 

今の時代はネットで検索するだけで、かなりの情報が得られますからね。

 

まずはグーグルで検索。そしてグーグルマップでも検索。

 

これで口コミや所在地が分かりますね。

 

今度はエキテンやしんきゅうコンパスなどで口コミと情報量もチェック。

 

さあ、どうですか?

 

競合よりも先生の方が上手そうで丁寧そうなら、開業してもやっていけそうですね。

 

もしくはあんまり競合がないなら、近隣の患者さんは全員来てくれるかもしれませんね。

 

で、もう一つの調べ方として、「保健所」を使うものがあります。

 

これは国家資格を持っている治療院しか登録されていませんが、それぞれの免許での開業届が保健所で管理されていますので、よくわかります。

私も15年前の開業前には、保健所で近隣の市町村の開業届データを確認させてもらいました。今も出来るのかな?

 

と、ここまで調べて、

治療院の多い市町村。少ない市町村。

駅の東口エリア。西口エリア。

ネットで調べた口コミとホームページなどを見て、需要に対しての供給が少ない。

もしくは自院の方が有利という場合には、

迷わずにその街で開業しましょう。

 

でも良い口コミの件数が多い治療院があったり、整骨院や整形外科が多すぎたりする街では、難しいかもしれません。

 

ちなみに競合についての考え方ですが、

鍼灸院のライバルは鍼灸院にあらず。です。

患者さんからすれば、腰痛や肩こりが楽になれば良いだけで、整骨院だろうが、整形外科だろうが、鍼灸院だろうが、整体院だろうが、どこでも良いわけです。

ですからその中から選ばれる必要がありますね。

そうそう。無免許整体院を煙たがる鍼灸師の先生も多いですよね。

でも考えてみてください。

鍼灸師は3年間かけて勉強して免許も取っているんですよ。

それだけの知識があるんですから、激安整体には負けないですよね。

もちろん、患者さんは免許制度を知らないので、まずは安いところに行きます。

保険メインの整骨院や激安整体などね。

でも治らなければ、少し高くても患者さんは新しい治療院を探し出します。

その時に「鍼灸」が選ばれるんですね。

残念ながらまだまだ「鍼灸」がファーストチョイスにはならないんですよね。

いつの日か、鍼灸がファーストチョイスになる日を信じて、頑張って普及させていきましょう!

 

ついでに激安整体に行って、そこの施術者に「この痛みなら、もっとちゃんとした所に行った方がいいですよ」と言われて来た患者さんがいました。

整体さんは慢性の疲れは得意ですが、痛みや神経系の症状については、ちょっと苦手な所も多いですからね。

近隣の整体院や整骨院に頼られる鍼灸院を目指しましょう!

 

という事で、今回の競合の調べ方はネット&保健所の活用でした。

で、競合を調べる時は、鍼灸院だけじゃなく、整骨院や整体院、整形外科やカイロプラクティックなども一緒に調べてみてくださいね。

 

次回は立地調査についてお送りしますね♪