立地調査はどうやるの?
今日は立地調査についてのお話。
立地調査っていうと、道の端でカウンターをもって人数を数えているあれですか?
はい!そんな交通量調査と、所得調査などを組み合わせて考えます。
でもまずは、ネットで。
「●●市 所得調査」や「●●市 統計」などで検索すると、いろいろと出てきます。
中でも有益なのはその●●市のどの辺りに何人住んでいるかという事。
これ、役所に行って聞いてみてもわかると思いますが、丁目ごとに何世帯や男性が何人で女性が何人などが分かります。
市の中での人口分布図ですね。
これを元に、幹線道路や駅、役所など、人が集まる場所へのルートを考えます。
そこまでやるとだいたいこの辺りが良いかな?というのは分かってきますよね。
で、それでもネットだけの情報では、やはり心配。
そこで自分で足を運んで、肌感覚を感じてみてください。
駅の乗降数もネットで検索できますが、学校や大きな工場があったりすると、そこに通勤通学で来る方が多いだけで、住んでいる方はそこまで多くないかもしれません。
そして、もちろん、簡単な交通量調査も。
10分程度で良いので、何人が通るか、どんな年代が通るか、どこで曲がるかなどを見てみましょう。
朝夕は人が多いけど、昼間はまばらってことも珍しくありません。
人口分布だけじゃなく、人の流れも見えてきますよ。
人よりも車が通るとか、自転車で駅に向かう人ばっかりだとか、学校に向かう人ばっかりだとか。
これをやると地元の人をターゲットにするのか、仕事でこの町に来ている人をターゲットにするのかも見えてきますよね。
一般的には、日中に来る方は近隣に住んでいる方。
夜に来る方は仕事でこの町に来ている方。
土日に来ている方は地元だけど、平日は仕事でこの町を出ている方。
などでしょうか。
いろいろと考えてみる必要がありますね。
そうそう。
現地視察した際に、イメージできるかも大事ですね。
先生がイメージできるなら、開業に近づきましたね。
反対に、イメージできなかったり、むりやりイメージを作る必要があるなら、その物件ではないのかもしれません。
そんな第六感の心の声も、聞いてみてくださいね。
という事で、今回は「ネットでリサーチ」&「現場でチェック!」という事でお送りしました。
ちなみに、これは物件の候補や開業地の候補が少し絞れて来たら、早めにやってしまいましょう。
物件自体が良くても、そもそもその町のポテンシャルが低い場合は(労働者人口が少ない。乗降数が少ない。テナント物件は人口密集地の反対側。など)の場合は隣の市の方が良いかもしれませんからね。
次回は物件申し込み時のテクニックについてお伝えしますね♪