お休みのススメ。

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鍼灸院も休診日が必要です。

こんにちは。 鍼灸院開業コンサルタントの坂井です。

 

先生のお休みの日はいつですか?

もしくはいつを休診日にするつもりですか?

 

はい。

今回は休診日についてです。

一般的には日曜日をお休みにする治療院が多いですよね。

日曜日には研修などが入ってくることも多いですよね。

 

ところで、私の鍼灸院は毎日営業しているのですが、いつが一番混むと思いますか?

 

はい。大正解です!

土日がやっぱり一番混みますね。

 

で、日曜日を営業するべき!というお話ではないのです。

 

予約が埋まってくれば、どの日を休んでも同じことなんです。

これ、分かりますか?

もし1人で営業しているなら、1日当たりの人数は決まってきますよね。

以前にお伝えしましたが、1時間程度の治療ですと、患者さんは5人~6人がマックスになりますね。

そうすると、平日でもそれだけの患者さんが来るなら、土日を休むことも出来るわけです。

逆に平日に3人しか来ないなら、土日に数を稼ぐ必要があるかもしれません。

 

そうは言っても、どの曜日に休むか、悩む~という先生には、こんな方法も!

不定休」

はい。これは休診が決まっているわけではなく、いつ休むかわかりませんという事ですね。

先生が予約優先で行うなら、前日に予約が入ってなければ、休みにしてしまえばよいのです。

で、院の入り口には「臨時休診」と貼っておきましょう。

他に家族の予定が決まっていたり(子供の運動会など)、結婚記念日や両親の誕生日でお祝いするため、休みにしたい日なども臨時休診にできますね。

 

ここからは私の経験談ですが、開業当初は木曜日をお休みにしていました。

でもその木曜日は、昔からの知人の家に往診に行ったり、鍼灸院で必要な物の買い出しに行ったりしていました。

結局仕事になっちゃうんですよね。で、疲れ果てる。

開業してしばらくは毎週木曜日の夜は日帰り温泉に行っていたことを覚えています。

温泉に行かないと1週間、体力が持たなかったんですね。

鍼灸院を手伝ってくれていた妻も、「今週も温泉に行っておく?」と心配していました。

休みの木曜日に往診に行っても、疲れているから態度も悪く、患者さんに「毎週来てくれればいいのに~。」と言われても、「そんなには来れません!」という始末。

その時に、あ、このまま続けていったらいつか過労死するな。と思ったんです。

で、そこからは意図的に休みをしっかりと取るようになりました。

休みの日には仕事の事をなるべく考えないようにしたり、買い出しなどは仕事の日に行くことにしました。

もちろん売り上げは少し減りましたが、そうしていると心も落ち着いてくるもので、温泉に行く機会もだんだんと減ってきました。

身体からくる疲労で、心も疲労していたのでしょうね。

ですから、先生にはきちんと休んで欲しいのです。

心が元気じゃないと、良い鍼灸治療はできません。

身体が元気じゃないと、良い鍼灸治療はできません。

最初の数年で先生が体を壊して閉院してしまっては、患者さんもかわいそうです。

ですから、きちんと休みを取って、良い治療をしてください。

 

「無事これ名馬」ということわざがありますが、多少休みが多くても、ずっとそこにあり続ける鍼灸院であってほしいのです。

 

という事で、休診日はいつでもよいのですが、キチンと休んでくださいねというお話でした。

 

次回は競合他社の調べ方をお伝えしますね。