開業前にしておくコト。
今日は開業前にしておくコトということで、いくつかお伝えできればと思います。
今回は勤務している時の方が有利なものからお伝えしていきますね。
1・クレジットカードの審査
これは聞いたことがあるかもしれませんね。勤務時はサラリーマンだから「安定」ということで信用度が高いです。半面、開業してすぐだと「不安定」と判断され、クレジットカードの審査で引っかかってしまうのです。クレジットカードを作れないのなんて大丈夫♪という方もいると思います。
私もそう思ってました。基本現金で買うし。
でも仕事でキャッシュフローを考えるとクレジットカードを上手に使う必要があるのです。キャッシュフローって何?という方もいるかもしれませんね。それについてはまたそのうち解説いたしますね。
そうそう、私もマイカーローンが審査でバツだった時には落ち込みましたよ。それは開業して3年くらい経ってからだったんですけどね。
なので、会社員という信用のあるうちに、メインのクレジットカードを1~2枚作っておくことをおススメします。もちろん、基本料は永年無料のやつを選んでくださいね。
2・家族への資金計画の説明。
開業される時は自己資金だけではなく、借金をする必要があるかもしれません。
ご家族のいる方は、家族(奥さん?旦那さん?)に対して、開業で資金がいくらかかるかとか、開業前にどれくらいの期間でいくらお金をためておくかなどの説明が必要ですよ。
じゃないと「そんなの聞いてないよ!!」と離婚の危機が・・・。
夢を語るのも大切ですが、生活するためには、お金も考えないとね。
そして家族の理解と協力がないと結構大変になりますから、早め早めに伝えておきましょうね。
これ、開業してからよりも開業前にやっておいたほうがいいです。
開業してからだと言い訳っぽく聞こえちゃいますから。
3・メインになる銀行への預金。(融資をお願いする予定の銀行)
開業で借金するかも?と書きました。
あなたはその時はどこの銀行で借入しますか?
さて、ここで考えてみましょう。
あなたは銀行の融資担当者です。
AさんとBさんが融資を申し込みに来ました。
2人とも200万円を借りたいと言っています。
Aさんは当銀行に口座はありません。これを機会に口座を作るそうです。
Bさんは2年前から口座を持っています。毎月5千円づつ貯金をしていて、今は12万円の貯金があるようです。
もちろん銀行は個人資産だけではなく、事業計画も見ますので、AさんBさん共に融資を受けられる可能性はあります。
ですが、この場合、融資してもらえる可能性が高いのはBさんですよね。
ポイントはいくら貯金しているかではありません。
毎月、きちんと貯金しいることが重要なのです。
だって、返済は毎月きちんとする必要があるんですから。
少ない額でも毎月その銀行に貯金していれば、印象は良いですよね。
「この人なら、ちゃんと返済してくれそう」
そう思ってもらうのには少しの時間が必要なのです。ですから開業前から少しづつ、信用を貯めておくことが必要なんですね。
ちなみに銀行は晴れの時に傘を貸し、雨の時には傘を貸さないとよく言います。
これ、ヒドイ!と思う方もいるかもしれませんが、反対の立場になったら当然こうなります。
あなたがお金を貸す立場なら、必ず返してくれる人に貸したいですよね?
返してくれる人というのは、お金をある程度持っていて、返せる余裕のある人ですよね。これは晴れている状態。
お金がないから貸してください。では返してもらえないかも?と思いますよね。これは雨の状態。
だから銀行は晴れの時に傘を貸し、雨の時には傘を貸さないと言われるのです。
雇われているうちに少しの貯金と信用をしっかりと貯めていきましょう。
4・材料の仕入れ先情報
鍼灸院での材料って、大したものは無いんです。
針・お灸・綿花・消毒・シーツなど。
もちろん、開業時にはベッドやカーテンなども必要ですけどね。
で、勤務時代にはどこから何を仕入れているか、簡単に知ることができますよね。
荷物が送られてきたら、どこから送られてきたかをチェックすればいいだけですから。
その問屋さんから何を仕入れているか等をメモしておいてくださいね。
値段はわからなくても大丈夫。
それは後で調べればわかりますから。
とりあえずいくつかの項目をあげてみました。
長くなってしまったので続きは次回。
次回は開業前にしておくコト。その2を書きますね!
開業したい鍼灸師さん、ぜひ読んでくださいね♪