開業前にしておくコト。その2
今日は前回の続きで、開業前にしておくコト。その2です。
では早速。
5・自分の好きな事、嫌いな事を書き出してみる。
これはぜひ開業する前にやっておいていただきたい!
じゃないとせっかく開業したのに、自分で自分の首を絞めてしまうから。
例えるとこうです。
奥さんの体調が悪く、自分が子供の面倒をみなければならない。
でも8時までは治療院を開けていなくちゃ・・・。
予約は入っていないけど、いつ患者さんが来るかもしれないし。
こんなパターン、私も昔ありました。
でもよく考えたら、幸せになるため、自分で時間や仕事をコントロールするために開業したはず。それなのにいつのまにか治療院業務に時間や仕事をコントロールされている。
もちろん、好きな仕事ならいいんです。困っている患者さんの予約が入っているなら、それを優先するのもわかります。でももし予約が入っていない時間なら、早めに閉めても良いのでは?
私も治療院のルールに縛られ、苦しんでいた時期がありました。スタッフを縛るルールだったつもりが、私が一番縛られていました。
今となっては良い思い出ですが、皆さんは回避できたら良いですよね?
6・治療院の名前を考えてみる
院長の名字を冠した●●鍼灸院。地域の名前の▶▶治療院。
横文字の◆◆ヒーリングサロン。
どれでも正解です。
治療院の名前に正解も不正解もありません。
ですが、もし、少し考えてみるならば、あなたが好きなお店はどんな名前ですか?
そして、それを人に説明するときはなんと言いますか?
●●美容室?▶▶定食屋?◆◆カフェ?
いやいや、省略して●●さん、▶▶さん、◆◆さんとか言いませんか?
そんな時に院長の名前や地域名、横文字だと患者さんも覚えにくかったり、間違ったりするのでは?
そう考えてみると、イメージしやすい名前もアリかもしれませんね。
まわりの治療院の名前も調べてみてください。
たんぽぽとか、イルカとか、分かりやすくてイメージしやすい名前の治療院が増えていると思いませんか?
7・撤退について考えておく
撤退なんて考えたくないですよね。
せっかく開院したのに閉院なんて。
でも、もし赤字が解消できないのなら、早めに手を打つ必要があるのです。
出血多量じゃ死んじゃうけど、早めに止血できれば、またチャンスは必ずあるからです。
撤退を考えていなかったために借金が膨らみ、離婚。
撤退を考えていなかったためにお金が返せず、信用を無くす。
どちらも嫌ですよね。
早めに手を打てば、借金は残っても信用は残ります。家族も残ります。
成功させたいからこそ、撤退のリミットを考えてください。
撤退のリミットは期間でも貯金残高でもどちらでも良いです。
あなたがこれ以上ではやっていけない!と思う期間や残高を考えて下さい。
ちなみに私も3か月売り上げがほとんどないなら辞めようと思ってスタートしました。
それ以上売上がないと、家族で生活できないと考えたからです。
おかげさまで何とか撤退を行うことはなかったですが、一度考えていたおかげで、冷静に判断することが出来ました。
辛い事ですが、一度考えてみてくださいね。
とりあえず思いつく7個を書いてみました。
今日お伝えした5番目と6番目の項目は、今後、どんな治療院を運営していくのかのヒントとなります。
ぜひやってみてくださいね。
次回はどんな患者さんを治療したいですか?という内容を書きますね。
ぜひ読んでみてください。